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Teleportatin

第4章 離れそうな心


聖奈の部屋に招き入れられた


中島と一緒に何度か来たことは会ったけど、



一人で来るのは初めてだ。


まあ、今はそんなことはどうでもいい。



「聖奈、聞いても大丈夫?」


頷く聖奈を見てから


「なんで別れたの?」

俺の言葉にピクッと反応する聖奈


「夏だからコンサートとかで忙しいの健人は大学も。
だから何ヵ月も会えなくて連絡も取れなくてあたしッ……」



聖奈の眼から涙がボロボロと零れる



「ゆっくりでいい。」


まあ、確かに忙しかったけど、


連絡取れないほど?


全然逢えないほど?




「そして、熱愛報道あったでしょ?あれ否定してないでしょ?」


熱愛報道たしかにあったなー。


ただノーコメントなだけ



確かにあいつは君を想っている



「健人を信じてないわけじゃないの。ただ辛かったの。で昨日のコンサートみて…健人が遠かった。
あたしの知らない健人で。 仕事してるときの健人はあたしの知らない健人なの。あたしの心が思ったより限界に来てたの。頭の中に ジャニーズ辞めてあたしの側にいてよ って言葉が浮かんできて、このままじゃ健人に迷惑掛けちゃうから、健人に言っちゃいそうだから、」




口元を押さえて泣いてる君は痛々しい。


君の心はそこまでボロボロになっていたんだね。



俺ならそんなになるまで傷つけないのに。




無意識に君を抱き締めていた。


「風磨?」


ごめん君が好きなんだ。




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