第3章 突然の別れ
風磨にチケットを渡されてSexyZoneのコンサートに来たあたし。
風磨はすぐにあたしに気づきファンサをくれた。
健人は反対側だったからあたしに気づくことはなかった。
健人のソロが始まるとなぜか涙がこぼれ落ちた。
健人と目が合って余計に涙が止まらなくなって
下を向くあたし
ダメだあたし
健人に迷惑掛けちゃう
カウコンをテレビで見てたときと同じ。
健人が遠く感じて。
あたしは会場を出た。
正月は一緒にいた。
だけど、正月以来逢ってもいない。
電話したと言えば、慶應合格おめでとう の一言だけだった。
それだけで連絡は取ってない。
健人が忙しいのも知ってる
だけどそんな中で浮上した熱愛報道
健人を信じてるはずなのに
不安で不安で仕方ない。
これ以上、健人の邪魔したらダメだと思い
帰り道を歩く