• テキストサイズ

~スミレ色の婚約者~【黒子のバスケ☆赤司】

第19章 自分の気持ちを正直に


[美琴]




カチ カチ カチ



私の部屋の時計が、午前10時を指している。
私は、自室の寮の机で自習をしていた。




優希と気まずくなった翌日、私は自分の気持ちを整理出来ず、学校をズル休みしてしまった。



『…はぁ。私、いけない子だな…。』



学校の先生は、昨日の部活中、頭にボールをぶつけたことも知っており、大事をとって休んでい良いと言ってくれた。



でも…



結局、ズル休みはズル休み。
居たたまれなくて、自主的に勉強をしてみた。



『…明日は、学校に行かなくちゃ…。』


逃げても現実は変わらない。


私はため息をついて、勉強する手を止めた。





自分の気持ち。

昨日から考えていた。


確かに、私は征十郎さんに会うために、日本にやってきた。
そして、実際に征十郎さんに出会って、この暖かい気持ちを知った。




でも



私は、征十郎さんだけでなく、同姓の友達も出来た。
大事な友達・仲間、優希に出会って、女子バスケ部のマネージャーになって、毎日楽しくて……。


/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp