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~スミレ色の婚約者~【黒子のバスケ☆赤司】
第22章 アナタハダレ?
ダムダムッ
男子部の部活音が響く中、私は迷いなく体育館の扉を開けた。
男子部員の視線が集まる。
恥ずかしい。
でも
幸い、練習に加わっていないようで、コート外に出ていた征十郎さん。
私は、征十郎さんのもとへ足を進めた。
「美琴。女子部もまだ練習中だろう。」
「はい。練習時間に申し訳ありません。でも、どうしても、征十郎さんにお話があるんです。」
私も真剣な気持ちが通じたのか、征十郎さんは練習を抜けてくれた。
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