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【ハイキュー】ギフト

第7章 新生活


「凪沙ー。お前部活どうすんの」

リビングでテレビを見ている凪沙に、衛輔は声をかけた。

「やんないよ。帰宅部。」

「は?まじで。」

ソファに座って一緒にドラマを見始めるが、大しておもしろくない。

「だって二年から入っても微妙だし。」

「水泳部は?」

「水泳部って男子もいるでしょ。男の前で水着になるなんて死んだ方がマシ。」

凪沙はテレビに視線を向けたまま、心底嫌そうな表情で答えた。

「そうきたか……。じゃあさ、うちのマネージャーやんない?」

「やんない。」

「え、即答?」

「だってバレー部評判悪いよ。
ヤンキーまがいのモヒカンがいるとか、
イケメンだけど中二病臭い部長がいるとか、
2年になって遅めの高校デビューはじめた金髪のネクラがいるとか。」

クラスの女友達に聞いたらしい情報を凪沙は惜しみなく披露する。

「え、俺たちそんな風にみられてんの……。」

さすがにショックを隠せない衛輔。

「まあ、人のうわさも七十五日だよ、衛輔。」

にやりと笑って彼の肩をポンと叩いた。

「見学だけでも来いよー。
うち今マネージャーいないし、二年からでも歓迎だからさ。
お前体力あるし、向いてるって。」

「えー……。」

凪沙はめんどくさそうにソファに寄りかかる。

「だって、せっかく編入してきたのに残りの高校生活部活しなかったら暇だぞ?
一人で家にいたって楽しくないだろ?」

「そうだけどさ。」

「じゃあ明日、待ってるからな。体育館来いよ。」

「……見学するだけだからね。」

凪沙は渋々と頷いた。
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