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【ハイキュー】ギフト
第6章 ひらいて
繋がれた手から意識を逸らすように、衛輔は小さく深呼吸した。
「50メートル一本勝負ね。って、なんで飛び込みに助走?」
飛び込み台から数メートル下がって構える衛輔に、凪沙は呆れる。
「うるせえ。お前水泳部なんだろ。素人相手にそのくらい目をつむれ。」
「いいけど……助走したからって有利になるとは思えな……」
「うるっせーぞ。おら!はやくやんぞ!」
「はいはい。じゃあいくよ。よーい、ドン!」
凪沙の掛け声で、二人はプールに飛び込んだ。
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