• テキストサイズ

【ハイキュー】ギフト

第6章 ひらいて


部屋は隣同士で2部屋とった。夜久親子と、早川親子それぞれの泊まる部屋だ。

「ママ、夜久さんと二人で行きたいとこあったら行ってきていいよ。私勉強したいし。」

荷物を広げながら凪沙が気を遣う。

「6時にレストランで夕飯だから、そこで待ち合わせしようか。
勉強もいいけど、せっかくなんだから楽しんでよ。」

「うん。あとで衛輔と屋上行く約束した。」

「すっかり仲良しねー。ママも嬉しいわあ。じゃあ、ちょっと出てくるわね。」

そう言って広子は部屋を後にした。

(浮かれちゃって……大人は良いなあ。)

ふと窓の外を眺めると、目の前には真っ青な海が広がっていた。
見ていたらうずうずしてくるので、レースのカーテンを閉める。

「せめてテスト前じゃなければなあ……。」

凪沙はテーブルのライトをつけて、教科書を開いた。
/ 188ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp