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第4章 雪の日のこと(後編)
マックから出ると、外は雪が降っていた。
「あーやべえ。電車止まってる。」
駅前には人があふれかえっていた。
「朝からふるって言ってたもんね。」
「待ってれば動くかな?いや、バスで行けるとこまで行ったほうがいいか?」
衛輔はスマホで情報を探す。
「ねえ。うちにくる?」
凪沙はぼそりと提案した。
「え。いいの?」
「うん。」
小さく頷いて、凪沙は雪の降る道へと歩き出した。
(少しは心開いてくれてんのかな……。)
衛輔はその背中を追いながら、少し嬉しく思った。
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