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【ハイキュー】ギフト

第11章 再会


夕方、練習を終えて凪沙は黒尾と孤爪と一緒に学校を出る。
「何かあったら連絡して。」

「衛輔もね。」

衛輔とそう確認してから別れた。

「一応、昨日とは違う道で駅まで向かうかー。」

黒尾が提案すると、凪沙と孤爪は頷いた。

「研磨の両親仲良いんだね、結婚記念日に旅行だなんて。」

凪沙がそう言うと、孤爪は答えに困ってしまう。

(ナギの家は複雑だから、こういうのって対応しにくいな……。)

助けを求めて黒尾を見上げると、ニヤッと意地悪く笑って話に加わる。

「そうそう、毎年結婚記念日にはどこか旅行行ってるよ。
その時は俺んちで研磨は飯食うのが恒例になってて、だからなーちゃんも今夜はうちでご飯たべてってね。」

突然の話の流れに凪沙は戸惑う。

「え、それって迷惑じゃないんですか。」

「全然。今日は研磨の彼女も連れてくって母さんに言ったら張り切ってたよ。」

「なんですかそれ!?」

「クロどうして変なウソつくの。」

二人から責められても黒尾は楽しそうに鼻歌を歌っていた。
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