• テキストサイズ

【ハイキュー】ギフト

第11章 再会


翌日、凪沙はいつも通り衛輔とともに朝練の時間に登校した。

凪沙は家から出ることを渋ったが、家に一人でいるより人の目がある学校の方が安全、と衛輔が説得して準備させた。

凪沙のいない部室で、黒尾は早速話を始める。

「昨日あの後なにもなかった?」

「ん、後付けられたっぽい。」

衛輔の返事に、黒尾は声が裏返る。

「は、まじで。」

すぐそばで聞いていた孤爪もそっちを向く。

衛輔は昨日のことをひととおり説明してから

「そういうわけだからさ、今度あの人見かけたら凪沙じゃなくて俺に教えて。」

「了解。なーちゃんとあの人に何があったか夜久は知ってるのか?」

「知ってるけど。それは聞かないでやってくんない。多分凪沙は知られたくないと思うから。」

衛輔が苦笑いでそう頼むと、二人は不思議そうな表情を浮かべながらも頷いた。

それから黒尾は何かを思い出したように孤爪に話をふる。

「研磨、そういえばお前んちさ……。」

/ 188ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp