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【HP】月下美人

第23章 第二部 虚無


 結論から言うと、やはり直接話をすることはできなかった。
 セブルスは授業が終わった途端、まるで何かから逃げるようにあっという間に準備室に引っ込んでしまったからだ。
 慌てて追いかけて扉をノックするが無視された。
 彼に声をかけるのはキラくらいのものだから、誰だと確認されることもなく。

「本当に頑固な人……」

 キラはぽつりと扉に呟いて、ため息をつくしかなかった。






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