• テキストサイズ

【HP】月下美人

第20章 それは確かな




 六年目の秋。
 ホグワーツ特急の先頭車両から抜け出して、キラはキャリーたちのいるコンパートメントにやってきた。

「監督生の仕事はもう終わったの…?」
「うん。後は降りる頃に一年生のところに行くだけ」
「そう、お疲れ様。連続して監督生なんて大変ね」
「んん…まぁ、優遇されてることもあるから」
「ところでキラ。今年度から新しい先生が来るって聞いたかしら」
「どうせ防衛術の先生でしょ?」
「それが、今年は二人なのよ」
「え…?」
「防衛術の先生以外にも、新しい先生?」
「ええ、そうよ。だから、誰か一人、先生が退職された、ということよ」
「去年は誰もそんなことおっしゃってなかったのに…」
「どの科目なんだろう」
「そこまではわからないわ。教科書リストも特に変わったものはなかったし。著書はないのかしらね」
「ふぅん…」


 ホグワーツで過ごす一年が、また始まる。













to be continued...



/ 347ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp