第11章 五つ子とクリスマス
12月のイベントといえば?
「クリスマスっスよ~!!」
「邪魔なのだよ」
「邪魔なのはお前だろ?どけよ」
「このペロペロキャンディー食べれるの?」
「これは飾りですから無理ですよ」
ただいま五つ子ちゃんたちは1つの大きなクリスマスツリーに飾りつけをしています。
勿論自分よりも大きなクリスマスツリーは自分の背丈程しか飾りつけを付けれないので上は寂しく緑一色状態。
「上に飾りがないのだよ」
「いいじゃねえか、お前の頭みたいで」
「煩いのだよ!!」
余りにも上が寂しいので私が余っていた飾りでなんとかまんべんなく仕上げることが出来た。
あとは、電飾と…
「お星さま飾るっス~」
「え~涼ちんズル~い」
「僕も飾りたいです」
「その役目は俺だろ?」
「それは絶対ないのだよ」
「こうなったらジャンケンっスよ!!」
「「「「「ジャンケン…ポン!!」」」」」
「「「「「あいこで……ポン!!」」」」」
「「「「「あいこで…ポン!!」」」」」
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「全然勝負がつかないっス~」
「なんの勝負をしているんだい?」
丁度よく帰ってきた一家の大黒柱。
私は誰が星を飾るか征くんに話した。
「なら俺が飾るよ」
「え?」
「俺が飾れば解決する話だ。何か意見でもあるのかい?」
「「「「「ありませ~ん」」」」」
結局征くんが最後の飾りつけをし、電飾のスイッチが点けられた。