第5章 父と五つ子のお留守番
「じゃあ、行ってきます」
「いってらっしゃい」
「「「「「いってらっしゃーーい」」」」」
美奈子は俺と五つ子たちに見送られて出かけて行った。
「あーあ…ママ行っちゃったッス…」
「たまには息抜きも必要なのだよ」
「ちぇっ…つまんねー」
「ママ、お菓子買ってきてくれるかなー?ねぇ、テツくーん?」
「知りませんよ……」
五つ子たちは玄関を見つめながら話していた。
五つ子たちは暫くしてリビングに戻ると、俺はパソコンを開いていた。
「パパー、お仕事?」
四男は僕の隣に座り込み、覗いてきた。
「ちょっと違うかな。涼太、真太郎、大輝、テツヤもこっちに来なさい」
俺はテレビに夢中になっていた4人を呼んだ。
「いいか、お前たち。今から赤司家緊急会議を始める」
「「「「「きんきゅーかいぎ?」」」」」
五つ子たちはポカーンとしながらも俺のパソコンの画面には色々と書き込みがしてあった。