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心の開き

第7章 心の高鳴り



緑間said




俺はずっとあいつがバスケをしないと思っていた。



なぜなら昔バスケをしてたせいで



あんなことが一年間も続いていたのだからな。



…だから俺は無理にバスケをまた始めてくれって



頼みはしなかった。…でも本当はして欲しかった。



あいつはバスケをしている時だけが



本当の自分になれる時だからだ。



普段は少しおとなし目のやつで



周りの連中の奴らのことなどを気にしたり、とにかくビビリなのだ。



だからバスケだけは続けてほしいと思っていたが



あんなことがあったからもう………



……あいつはバスケを捨てた。



もう一生やらない……そう思っていた。










だがまたあいつはバスケを始めた。



始めたと言ってもマネージャーだかな。



……しかしなぜまたあいつが始めたのかが気になる。


俺はさっき言ったとおり


『バスケをまたやってくれないか?』など


いわなかったが



黄瀬や黒子などは毎日のように言っていた。(ほぼ黄瀬は毎日言っていたがな。)





奇跡の世代全員《俺覗き》が言っても全然心をひらいてはくれなった。






………だか






黄瀬「まぁー納得した部分も少しあるっすよ。でも俺が気になっているのは誰が しおりっちの心を動かしたのかって言う事っす。しおりっちは前俺に『自分で決 めた事だから』とかって言ってなかったっすか?でも多分自分で決めたっていふ のは半分っすよね?後の半分は誰かが動かしたってことになるっす。」



……誰かが動かしただと?



「…………………。」





どうやら黄瀬の言うとおりらしいな。


…しかし誰だ?























あいつの心の扉を開けたのは……。



しかし俺の中では嬉しく思えた。












なぜなら

















またお前がバスケを始めたからだ…………。
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