第6章 黄色との戦いと緑の再開

黄瀬「優里っち！また会いたかったっす！」


私は黄瀬くんに抱きしめられた。


く、苦しい。



黒子「黄瀬くん。優里さんが死にかけています。放してあげてください。」




黄瀬「いやっす！せっかくまた会えたんっすから！」




火神「おい黄瀬！」



それでも一向に離そうとはしてくれない。


誰かぁ〜(T_T)




黄瀬「それにまだ俺納得してないっす。どうしてまたバスケはじめたのか。」



「え…。」




黄瀬「あの時の言葉だけっすか？他にはないんっすか？」


…あの時の言葉。





『たしかにね…一回バスケ早めたよ？ これは本当だよ？…でも私は逃げないって決めたんだ。 過去は終わっても未来は作れる。だから私は この誠凛バスケ部の皆さんと共に日本一になるときめたの！！』



あ。あれね。

他には…か。



「…誠凛のみんなとバスケするのが楽しいから。」




黄瀬「それだけっすか？」




「うん…。」



　

黄瀬「……ほんとに誰が優里っちの心を動かせたんっすかね？俺達がいってもダメだったのに。」



黄瀬くんは寂しそう言った。



「これは自分の意志で決めたことだよ？…だから誰かとかは関係ない。」




黄瀬「そうっすか。」



黄瀬くんはやっと抱きついていた手を離してくれた。



黄瀬！「でも良かったっす！優里っちがまたバスケ始めてくれて！俺すごく嬉しいっす！……後火神っち！またリベンジさせてもらうっす！インターハイの舞台で！」




火神「火神っちって……！」



黒子「黄瀬くんは認めた相手に【〜っち】とつけるんです。」



黄瀬「じゃあまた会おうっす！」




そう言って嵐のように去っていった。















………そしてその後


黒子くんはリコさんのエビつりの刑を受けた。


ご愁傷さまです。