第6章 黄色との戦いと緑の再開
そして流れは一気にこっちのものになった。
私の出した案【黒子くんと火神くんの連携】のおかげで、一気に点差が縮まり、向こうもかなり焦ってきているようだ。
それに日向さんの【クラッチタイム】というのも入ったので、こっちは絶好調である。
…さぁ、海常の人たちはどういう行動を取るだろうか。
どんどん縮まっていって、ついに4クォータ目にはいった。
そしてここで黄瀬くんの真の力が発揮される。
黄瀬「負けねぇっすよ!黒子っちにも優里っちにも…!」
うわぁ…黄瀬くんを怒らせちゃった。
黄瀬くんって試合中に怒らせるとやばかったよね。
…私もそうだけど。
そして激しい戦いになり、
残り15秒を切った。
ボールは海常だ。
日向「お前ら!しっかりディフェンスで守れ!」
…いや。守ったらダメ!
相田「守ったらダメ!攻めて!」
どうやらリコさんも同じ考えのようだ。
「そうです!もう時間がありません!」
そして日向さんが、海常の人が打とうとしていたボールをカットしてくれた。
…そのまま攻めろ!!
そしてボールは火神くんがもち、そのままダンクをしようとする。
黄瀬「させねぇっすよ!」
黄瀬くんはブロック仕様と必死だが……。
火神「もうお前のお返しはいらねぇよ!なぜならこれで終わりだからな!」
そしてブザーシュートを決めた。
点は101対99で誠凛が勝利した。
黄瀬「俺が負けたっすか…?」
黄瀬くんは涙を流しながらそう言っていた。
初めて負けたもんね。無理もない。
海常の主将「何めそめそしてんだよ!」
黄瀬「笠松センパイ…。」
笠松「お前の辞書に[リベンジ]という単語を追加しとけ!」
黄瀬「はいっす!」
…いい先輩持ててよかったね。
黄瀬くん