第4章 新しい一歩
部活は終わり、もうすぐで6時回るところだった
(…黒子くん遅いな。何してるんだろうか)
仮入部だが、片付けとかはもう始まっているらしい
だから片付けとかをしているんだと思うけれど…
春だけど夜は少し寒い…まだ来ないかな?
伊月「こんなところにいると風邪ひくぞ。まだ夜は寒いんだから。」
そこにはやさしく笑っている伊月さんがいた
「い、伊月さん!」
私は少し驚いてしまった
伊月「ははは、そんなに驚くことじゃないだろう?
それより星野さんはこんなところで何してるの?」
「あ、黒子くんを待っているんです。
マジバシェイクおごる約束しているので…伊月さんは帰りですか?」
伊月「俺も日向待ち。なんか部室にタオル忘れたんだとさ。」
「そうなんですね…。」
それから少し沈黙に入ったが、先に破ったのは伊月さんだった。
伊月「そういえば星野さん。俺にあの時話しかけたことって何?」
「え?あの時…。」
ん?あの時ってなんだ?私そんなこと言ったか?
…あ!もしかして!
「私が10分休憩のときに、言おうとしたことですか??」
伊月「あ、それそれ!」
「えっとですね。今日あった時に『また来てくれたんだね』と
言いましたよね?どうして私が来たこと知ってるんですか?
私あの時隠れてみていたつもりだったのですが…」
伊月「あぁ〜。そのことね。
俺はイーグルアイっていう能力を持っているんだ。」
…イーグルアイですと?
伊月「まぁ簡単に言うと周りを見るのが半端なく広い。
後ろの状況とかもわかったりするし、遠くの物も結構視えたりするん だよね。たとえ隠れててもね。だから見えたんだ。」
「そう、なんですか。」
はぁ…そういうことですか。しかしつくづく思うと
イーグルアイは怖いな…後ろに目があるとか^^;
伊月「でも嬉しかったよ。星野さんが来てくれて。」
「…え?」