第6章 【第五章】新しい仲間
「僕もご一緒していいですか?」
リコと日向は、誰かの声がした気がして、辺りをキョロキョロみるが、誰もいない。
幽霊かとゾッとすると、
「僕も戦います。」
「「 !!! 」」
火神の向かいに水色の髪と眼をした少年がいた。
「!っく、黒子、戦いますって…」
火神は今の今まで一緒にいた黒子を忘れていたので、ビクッとすると、黒子の真摯な目が光っている。
「僕は、帝光大国を救わなくちゃいけないんです。」
「「 ??? 」」
リコと日向は、黒子と呼ばれた少年にビックリしながらも、敵国“帝光大国を救う”という言葉に眼を見張った。
「…黒子…クン…?君は一体…?」
「……全てお話します。」