• テキストサイズ

【ハイキュー!!】みんなに愛されてる鈍感女子

第1章 晩飯*月島蛍


翌日の部活終わりの体育館。昨日となんら変わりのない光景。でもいつもと違う。昨日と同じように壁際に華楓と月島がいるが…

「…」

「えっと今日は…」

華楓はぶつぶつと言いながら昨日と同じように記録を書いている。すると月島が口を開いた。

「…ねぇ…っ…華楓…」

慣れないのか少し言葉を詰まらせながら華楓に声をかけた。

「おっようやく名前で呼んでくれた嬉し~!で、何?」

「今日…この後空いてる?」

「えっ?今日?まぁ空いてるよ。今日も岩ちゃん来ないから家でバカと2人だしさ面倒なn「晩御飯…」!?」

華楓の言葉を遮って月島は言った。月島はそのまま話を続け

「…晩御飯…一緒に食べない?…ファミレスだけど…」

「いっ一緒に!?いいの…?」

「…うん…親には許可もらってるから…山口もどう?」

「え、オレも?」

月島の方へ寄ってきた山口に気づいた月島は山口にも声をかけた。そして山口の言葉に頷いて返す。

「本当にいいの?」

「うん…」

「本当にオレもいいの?」

「うん」

華楓と山口はアイコンタクトをし月島の方を向き言った。

「「ありがとツッキー!!」」

「っ…うん…」

華楓の笑顔に見入ってしまった月島は照れた顔を隠せなかった。どうやら山口の方は見ていなかったようだ。

「あ、じゃあ制服に着替えてくるから準備終わったら門の前で待ってて!」

そう告げると華楓はその場を後にした。

「良かったねツッキー。ツッキー華楓ちゃんのこと前から気になってたんだよね?」

「うん…まぁ…正直山口いなかったら多分誘えなかった…」

照れながら言う月島の言葉に小さく笑った山口。

「でもツッキーなら上手くいくよ!頑張れツッキー!!」

「…うるさい山口」

「ごめん、ツッキー☆」
/ 21ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp