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俺たちの物語…

第1章 月島蛍 怯える君は…


うるさい雷が鳴り響く中

帰宅路を急いだ

マンションに着けば

外から電気が付いてないのが見えて

他の窓も確認すれば

雷で停電になったんだとわかった

階段を駆け上がり

息を整えながら

鍵を開けた

「」

名前を呼んでも飛んでこないのは

重症な証拠

急いで靴を脱いで

捜索開始

「」

再び名前を呼ぶ

「けーちゃん」

耳を澄ませて

微かに聞こえた声は

クローゼットの中から

ピカッと光が差し込み

ゴロゴロと雷の雄叫びが聞こえれば

「ひゃっ」

と悲鳴をあげる

クローゼットを開ければ

布団にくるまった君

「見つけた、ほら、おいで」

腕を広げれば

涙でぐしゃぐしゃの顔が

飛び込んでくる

抱きかかえて

ベットへ寝かせし

自分のヘッドホンをかけてやる

「何も聞こえないデショ」

涙目のクリクリした目が僕を見つめれば

なんとなくわかったのか

ニコリと笑った

世話がやける人だ

そんな事を思いながら

彼女を抱きしめて

キスをして

彼女が眠りにつくのを待った

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