第1章 9月23日
一瞬なんて言われたのか解らなかった。そして数秒後に涙が出るのが分かった。
岩「えっ国見すまん!そんなに嫌だったか?…そうだよな、普通に先輩として見てた人から告られたら怖いよな。すまん。」
向き合って座ってたのに、立ち上がって離れて行ってしまう。
国「違います!」
珍しく国見が声を張り上げる。
国「違います…俺も…好きだから…嬉しすぎて…」
岩「嘘だろ…」
国「最高のプレゼントです…ありがとうございます…」
泣きじゃくりながら、この四年間見たことも無いような笑顔で言った。
岩「国見…俺も、ありがとう。」