第3章 雪村の部屋【R18】
「痛ーーっ!!;;;」
「いたぁーーーーいT T;;;」
武田の撃った弾は雪村の首を掠り、ミミズ腫れのようになっていた。
一方武田はまさかそんなに威力があるとは思っておらず撃った反動でトイガンを頭にぶつけていた。
「頭がズキズキするよぉー…
なんか右手もビリビリしてるー…」
「だろうね…。こうならないようにセーフティかけてあったのに、なんでセーフティ解除する事とかだけ知ってるの…。」
「ごめんなさい…。ドラマとか漫画の知識で…。」
しょんぼりしながら雪村を見ると首筋のミミズ腫れに目がいった。
「えっ?!?当たっちゃってたの??!
本当にごめんっ!!痛かったよねっ?!」
「あーまぁ確かに痛いけど平気。
俺はサバゲーやっててなれてるからね…。
でもこれはもう没収ね。」
そう言って雪村は武田からトイガンを取った。
「はい…ごめんなさい…。」
思えばこうなる可能性があって危なかったから最初に反対されたのかもしれない。
それなのにわがまま言って怪我までさせちゃって本当に申し訳ない…
武田はこれ以上にないくらい項垂れていた。
「ちょっと。もう大丈夫だから…ね?
あ、ほら。漫画のお手伝いしてくれるんでしょ?」