• テキストサイズ

青春×月城荘 【青春×機関銃】

第10章 緑の部屋【R18に出来ました】


よほど喉が渇いていたのか、武田は一気に半分ほど飲み干した。


「あ、あの。これ、正宗ですよね?」


一呼吸おいた武田が緑に問いかけた。


「そうだよ。俺とまっつんが一緒にサバゲーをしていた時の写真だね。」


緑は懐かしむように目を細めて答えた。


武田はもう一度写真に目をやる。

この頃の2人は本当に楽しそうな顔をしている。

一体2人には何があったのだろうか…。



「……気になる?」


武田の考えている事を察知したのか、緑は口を開いた。


「昔は一緒にサバゲーをしていてね、まっつんにはいろんなことを教えたよ…。

まっつんも弟みたいにいつも俺の後を着いてきてね…。

本当に楽しかった。



でも、俺はまっつんから離れて行ったんだよ。


手放されたまっつんは一人ぼっちになったんだ。」




「え…。でも正宗には雪村さんや蛍がっ…。」



「それは今の話。
俺に手放されて当時まっつんは一人ぼっちになった。
立花君がチームに入ったのは最近だし、もう1人に関してはそんなまっつんが見てられなくてサバゲーを始めたみたいだしね。


でもま、そんなにいい仲間がいるのにまっつんは未だに俺に執着しすぎてる。

可愛いんだけど…可哀想な子だよね。」




「………。」
/ 138ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp