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青春×月城荘 【青春×機関銃】

第10章 緑の部屋【R18に出来ました】


2人を乗せたタクシーはすぐに目的地に到着した。



ガチャ


「はい、どうぞ。
ゆっくりしていってね。」


鍵を開け、緑は笑顔で武田を招き入れた。


「おじゃましまーす…。」


武田はおずおずと緑の部屋へ足を踏み入れる。


ガチャ


武田が部屋に上がったのを確認し、緑は後ろ手で鍵を締める。


「さ、適当に座って。
飲み物用意してくるから。」


武田は緑の言われるがまま、リビングにあったソファへ腰掛けた。

待っている間武田はキョロキョロと辺りを見回す。

落ち着いた感じのシンプルな部屋だ。


テーブルの上には難しそうな本が置いてある。


どんな内容なんだろう…。


武田は何気なくパラパラと本をめくった。

すると、中から1枚の写真が出てきた。



写真を見るとそこには若かりし頃の緑と松岡が写っていた。


写真の中の2人はとても仲がよさそうでまるで兄弟のように見えた。




「それ、しおりの代わりに使ってるんだよね。」


っ!!!


緑に急に後ろから声をかけられ武田はビクッとした。


「ごめんごめんwびっくりさせちゃったね」


緑は笑いながら飲み物を武田へ手渡す。



「いえっ、すみません;ありがとうございます。」


緊張と驚きで口の中が乾燥していた武田はすぐに飲み物に口をつけた。
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