第8章 松岡の部屋【R18】
「ぉ……おはよ……ございます…。」
不自然な敬語を喋る武田。
うわぁ。いろんな意味でやっちまったな…俺;
内心焦りまくっている松岡は冷静さを取り戻す為、煙草に火をつけた。
肺に入れた煙をふぅ。と吐き出す。
「あ…あのさ…もしかして俺、昨日…。」
恐る恐る言葉にする松岡。
「………うん。」
はい出ました確定ーーっ!!!
「〜〜ッ!!;;れっちっ!!」
「っ!!は、はいっ!!」
「ほんっとーに!!すまねぇっ!!!;;」
松岡はまだ火をつけたばかりの煙草を消し、ベッドの上で武田に向かって土下座をする。
「ちょ;頭あげてっ;;」
慌てる武田の言葉を無視し、頭をつけたまま松岡は続ける。
「それで…あの…俺なんか変な事言ってたか…?」
松岡が昨夜言っていたことと言えば武田への甘い愛の言葉くらいだろう。
「変な事…。言ってないと思う…。
正宗が言ってたのって愛してるとかばっかりだったし…。」
言っちまってるじゃねぇか俺っ;;
あー。くそ。
正直昨日の記憶が飛び飛びになってる…。
現になんで武田がいきなり俺の事を下の名前で呼ぶようになったのかさっぱりわからねぇ。
もったいねぇ事したな…。
どうせならシラフの時にやっときゃよかったかな…。
いや違うだろ俺っ;;何考えてんだっ;;