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【ハイキュー】大王様の奴隷〜命令H〜【R18】

第3章 逆らいの条件


無言で立ち尽くす私に、大地さん。という方が寄ってきた。


「こんちには。君、新一年?」


「あっ、はい。私、マネージャー希望なんですが……」


「本当かっ⁉︎それは助かる!俺、三年でバレー部の主将してる澤村大地だ。よろしく」


やっぱり優しい人だ。


しっかりしてそうだなぁ……。


「真白シホです。よろしくお願いします」


頭をぺこりと下げた。


北一や転校先ではいなかったタイプの人だ。


でもさすが高校生。しかも三年。


礼儀正しいし、しっかりしてるなぁ。


岩泉先輩もやっぱりあの頃と違ってるかな?


あの頃よりもっとカッコいいのかな……。


早く見たいな〜。って、先輩の前で妄想するのはやめよ。


首をブンブン振った私に、澤村先輩は首を傾げていた。


「皆、ちょっといいか」


澤村先輩の一言で練習が中断されて、先輩達が集まってきた。


わ、私のためなんかにそんな、練習中断なんてっ……!


アワアワする私にお構いなしに、澤村先輩は私を紹介。


「それじゃ真白から一言」


えっ、え……先輩相手にいきなり一言…⁉︎


「真白シホです」


名前以外に何か言うことって……なに。


「よ……よろしくお願いします」


そんな言葉しか出てこなくて、わざわざ練習を止めてもらったのが本当に申し訳ない。


よろしく。って声をかけられて、ペコペコ頭を下げるしかなかった。
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