紅明の妻は、アルマトランにいたシバとアラジン崇拝の最強でした
第7章 集結
翌日
紅明の後ろを歩く。
紅明の妻なのでほかの皇女達より身分がはるかに上なのだ。
(あいつに会うのか…)
扉が開く。
玉艷「おかえりなさい…愛する息子たちよ……」
○○○‥‥いや玉艷と言った方がいいかしら
玉艷「どうしたの…こっちへいらっしゃい。ひめたちなど嫁いで以来ね…陛下もきっとお喜びになられるでしょう…」
紅玉「お…お父…さま…??」
紅玉は怖いのか震えながら紅炎にすがりついている。
他の皇女も怖いのだろう、私の後ろで隠れている。
紅玉「お…お兄様…」
紅炎「陛下は…病で?」
玉艷「ええ…ずっとわずらっておられたけど、急変なさって…さぁみんな、父上にお別れを言って。」
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玉艷「紅炎…もう、私にはあなたしかおりません…支えてくれますね?最愛の息子よ‥‥‥」
そう言って玉艷は紅炎に抱きついている。
紅覇「オエッ」
紅覇「あのババァ…昔から炎兄に媚び売ってたけど、いよいよ親父から乗り換える気だな……じゃ、もう聞くまでもないじゃんね?」
紅明「こら前を向きなさい」
紅覇「ねぇ、翠姉もそう思うよね」
私の考えは‥‥‥
アルサーメン「では、陛下のご遺言を読み上げます。朕、終わりに臨んで遺詔を託すこれを以て位をさんひ皇位を譲る」
紅覇(次の皇帝は炎兄だろ…継承権はすべて統率下…例外があるとすれば…)
白龍を見る。
白瑛「…………」
アルサーメン「煌帝国第三代皇帝は……」
アルサーメン「練玉艷。並びに帝国神官一同これをたすけよ国事を委す」
[!?] ザワッ
紅覇「はあぁ!?」
紅炎部下「ふざけたことを…」
玉艷「止むを得ぬ措置なのです…本来、皇位を継ぐべきは紅炎…しかし、彼は今、征西軍大総督という大任を拝命する身。これをとくは陛下の志を半ばで踏みにじる愚行。」
玉艷「ゆえに、この私が…大陸平定までの間、臨時皇帝の座につくのです。これが、陛下のご遺志です。」
紅炎部下「……ほざくな、女狐。」
‥‥‥やはり
そのあと白龍殿が煽るよいに皇太后陛下と玉艷を呼び、組織もそれにならい終わった。