第5章 5章
及「ごめん、奈々ちゃん
俺が今日クラスに迎えに行ったりなんかしたから
こんなことになっちゃって」
『ほんとだよー、すごい迷惑だったしうざかった
女の子の奇声うるさいし
…でもウザイところが徹先輩のいいところだから
わたしと仲良くしてくれるのやめないで
きっと、徹先輩は俺のせいだから距離おこうとか
おもってるかもしんないけど
距離なんて元から置くほど近くないし
恋人みたいなこと思わないでよね?
それに最初に迷惑だって言ったのは
あくまで徹先輩が迎えにきて
語尾にたくさん☆ついてたのがウザかっだけで
こうなったのはきっと徹先輩のせいじゃないよ
わたし昨日、自分のせいでクラスの女の子ほとんど敵に回しちゃったし
だから徹先輩は悪くないよ
だから早く笑ってよ!ほら、早くごはん行こう!
徹先輩私の分おごってくれるんでしょ??』
わたしの本音を八割話した
二割の本音は伏せてね
二割の本音ききたい??
それはひみつ
決して
これやったやつ見つけてみんなボコボコにして2度とわたしに顔見せれないようにしたい
なーんて思ってないよ♡
まぁ別にわたしがこれをやられるのはいい
でもたぶん今徹先輩が傷ついてる
それが許せないからこの二割の本音が生まれてきてる
わたしって意外とこのチームのみんなすきなんだなぁー
とかおもってたら
突然徹先輩に抱きしめられた
及「ありがとう」
はああああああ、離せよ
思いっきりぶん殴って離したいのに
それが出来ないのはきっと徹先輩がすこし傷ついた声してるから
なんていい人風を装っていうけど
実は人に抱きしめられたのが初めてだからです!!!
ちょっと!誰か助けて!!!!
岩「おい、及川てめぇなにやってんだよ
奈々が困ってんだろ」
ほんとに頼りになりますはじめ先輩!