第5章 5章
そう思いロッカーを開けて靴を履き変えようとすると
…ナニコレ
昭和のいじめかww
そこには[死ねぶす]だとか[及川さんに近づくな]とか[男好き消えろ]だとか
まぁ定番のドラマとかに出てきそうな悪口の数々が
書かれた紙がロッカーの中に張り詰めてあった
あー、ゆうゆが言ってた
何があっても味方だから、てのはこういうことね
さすがまぁ徹先輩モテますね
岩「うわ、これひでーな
なんでお前がこんなことされんだよ」
『うーん、別に気にしないけどね
どうせ直接言えないバカが書いて貼っただけでし
いたっ!!』
靴を持ったとき手に痛みが感じたので
靴の中を見てみると、まぁ見事に画鋲があった
画鋲靴に入れるってほんとにあるんだ
とか感心しちゃったよ
すると徹先輩がわたしから
靴を奪って画鋲を近くのゴミ箱に捨ててくれた
そして貴大先輩と一静先輩は
ロッカーに貼ってあった紙をはがしてくれて
はじめ先輩は
わたしの画鋲で怪我した指に絆創膏を貼ってくれた
はぁ、みんなやさしすぎか
てか入学式二日目でいじめられる人って普通いる??