第5章 5章
国見side
奈々と一緒に集会のある体育館に向かう
相変わらず奈々には俺達三人しか友達がいない
けどまぁ、男子から人気あるのは明確で
女子からいじめられなきゃいいけど
俺には関係ないはずなのに
何でこんな奈々のこと考えてんだろ
『あー、勇太郎ー!やっほー!!!』
そう奈々が金田一に手を振る
正直いい気がしない
なんか金田一照れてるし
『ねぇねぇ、英
わたしって勇太郎に嫌われてるのかな??』
少し寂しそうに聞かれた
ここで肯定して金田一の株をおとしてもいいけど
やめた
だってなんか奈々寂しそうだから
国「多分嫌われてはないから大丈夫
金田一たまに変なとこあるから気にしなくて大丈夫」
『そうなんだ!よかった〜
ありがとう英!!
これから勇太郎と仲良くなれるように頑張るね!! 』
国「…てもいいけど」
『ん???英なんかいった??』
…言えなかった
俺がいるから頑張らなくてもいいけど
とか
そんなキャラじゃないし
どうしたんだろう俺
いいや、とりあえず眠い寝よう
そう思い始まった退屈な話に目を閉じ意識を手放した