第4章 4章
わたしは、やはり溝口さんのことに関することを及川から聞かされた
でも朝のことはやはり思い出しても申し訳ないので
仕方なく見学には行くことにする
英からよろしくね、とは言われたもののやるとは決めてない
とりあえず全力で日誌を書いて5分くらい及川に待っててもらう
あ、そうだ、わたしさっきから心のなかで及川って呼んでるけどこれ本人に呼びかける時どうしよう
まぁとりあえずいまは、ねぇ、とか、あの、でいいか
『あー、おわった、みんな手伝ってくれてありがとう』
及川はなんとなく窓から外をみていた
ゆ「奈々、バレー部のマネージャーやるんだね、頑張って!
また明日及川さんについては話すよ
でも気に入られたっぽいね、これから頑張れ
何があっても私は奈々の味方だよ」
頑張るってなにを…
しかも味方って、わたしこれからなんかされるんですか
まぁいいわ、とりあえず終わったことを及川に告げて
ゆうゆと健人と別れて
3人で体育館にむかう
その間も及川は相変わらずわたしに話しかけてくるか
女の子に手を振っているかで
英はだるそうに歩いていた
わたしはどうやってマネージャー断るかだけを考えていた