第11章 11章
木兎side
光「なぁ、奈々?
って、こいつ寝てんじゃん!」
赤「そうですね、自分からオールするって言い出したのに」
光「いやー、明日からいなくなると思うと寂しいな!」
赤「まぁまたすぐ会えますよ」
光「あかーし」
赤「なんですか?」
光「お前もっと素直になれよー
奈々とやっと付き合えて嬉しいのに、また離ればなれになって寂しいって言えよー」
赤「木兎さんウザイです」
赤葦が奈々のことを好きなことはずっと前から知っていた
そして一昨日奈々も赤葦を好きだと知った時は、俺もう涙が出るかと思ったね
いやー、なんかでも寂しさはあるんだよな
娘と息子を嫁に出す気分
まぁふたりが幸せなら俺は充分だからな
赤「木兎さんって、奈々のこと好きだと思ったことないんですか?」
奈々のことか……
光「ねーな!!
かわいーとは思うんだけどな」
赤「ですよね、良かったです」
光「でも奈々もてるからなー
嫉妬とかしたらいつでも、俺に相談してこいよ」
赤「ありがたいんですけど
木兎さん生まれてこれまで彼女できたことありませんよね」
光「ヴッ」
赤「でもまぁ、たまになら相談しますね」
光「おう、いつでもまってるぞ!」
赤「木兎さんも好きな人できたら相談してくださいね」
光「いつになったら俺好きな人できるんだろーなー」
赤「大学入ったらきっとできますよ」
光「そうだな、そうであってくれ!」
赤「じゃあそろそろ俺達も寝ませんか?
明日普通に学校ですし」
光「そーだな、じゃあねるか!」
赤「はい、おやすみなさい」
光「おーおやすみ」
赤葦幸せそうでよかったな
なのに奈々はなーんかちょっと暗いんだよな
俺は早く二人に幸せになってほしーんだけどなぁ