第11章 11章
灰「ねーねー、奈々身長何センチ?」
『155』
灰「うわっ、小さ、」
『ねぇ、鉄朗あんた後輩の教育ちゃんとしなよ失礼すぎ』
黒「お前が言うなよ」
灰「でも可愛い
あ!でも良かったですね夜久さん!
夜久さんより小さ――」
その前に待って、可愛いって言った?
次の瞬間リエーフを思いっきり蹴り飛ばす衛輔先輩
黒「おい、リエーフ夜久に身長の話はNGだって言っただろ!」
夜「黒尾なんかいった?」
黒「いえ、ナンデモナイデス」
なんかリエーフと衛輔先輩って徹先輩とはじめ先輩みたいだな
って、またやっちゃったよ
なんで徹先輩はわたしの頭から離れてくれないの
夜「奈々ちゃんごめんね、うちの連中うるさくて」
奈々ちゃん……嫌だ、反射的にそう思った
『ねぇ、衛輔先輩
奈々ちゃんって長いから奈々でいいよ!』
夜「あーわかった」
灰「夜久さん、女子に名前で呼ばれることとかないから、衛輔先輩って呼ばれて緊張してるんじゃないですか?」
こいつ馬鹿なのかな、また蹴られるじゃん
夜「うるせーよ」
あれ?
なるほど衛輔先輩って身長の話以外はそこまで怒らないんだね、なんか可愛いな
黒「ほんとは、他にも2、3人紹介したいやついんだけどまた今度な、今日はちょっと時間ないらしいんだわ」
『わかった』
そして5人で体育館を出た
山「奈々、何味のアイスがいい?」
『ハーゲンダッツならいちご!』
黒「山本ー、俺バニラな」
夜「俺もバニラで」
音駒の先輩達最低すぎるよ
普通先輩が奢ってあげるべきだよ!
『鉄朗も、衛輔先輩もおごってあげなよね
大地先輩なんて部活の帰りにみんなに肉まんおごってあげてるらしいよ!』
烏野と練習試合をやってたらしいし大地先輩のこと知ってると思って大地先輩の話題を出す
黒「へぇ〜、烏野のキャプテンがね」
夜「菅原くん元気?」
『孝支先輩ほんと優しいよね!元気だと思う!!』
そこで衛輔先輩と孝支先輩が一緒にいるところを想像したけど
……天使か
灰「なぁ、奈々って烏野の生徒なの?」
『んーん、烏野のみんなとは友達なだけ!
青葉城西高校のバレーのマネージャーだよ!』