第10章 10章
それから、少し休んで準決勝
準決勝の相手は泉石高校という学校だったが
セットカウント2―0で勝った
これで……
これで明日決勝だ
及「ふはぁ〜疲れた〜」
今は帰り道
『徹先輩ほんとお疲れ様!凄かった!!』
及「でしょでしょ?ありがと☆」
岩「お前試合中に牛若の顔チラついてただろ」
及「…スミマセン」
岩「まぁでも明日はお前が凹ましたい相手その1との試合だ
今日は夜更かししねーでさっさと寝ろよ」
及「岩ちゃんは俺のお母ちゃんですか?」
岩「…今日は殴る気力ねーわ」
及「いつも岩ちゃん静かだとい〜んだけどな〜」
花「俺ら的には及川が静かな方がいいけどな」
松「ほんとバレーしてない時のうるせー及川は
ほんとうるせーからな」
及「そんな、ほんと2回も言って強調しないでよ!!」
『でもさ、みんななんだかんだで徹先輩のこと大好きじゃん!』
花「んー俺らは及川が好きってか
ただ信頼してるってだけだから
って、俺疲れてるからなんか変な事言ってるわ」
及「……マッキー!!!」
そう言って貴大先輩に抱きつく徹先輩
花「暑い離れて」
及「もうマッキーツンデレ〜」
なんか貴大先輩ほんとに嫌な顔してるじゃん
ツンデレか…蛍大丈夫かな
蛍より飛雄とか翔陽のほうが心配かな
でもわたしからなんて言っていいかもわからないから
連絡はしないけど
体育館からわたしの家が一番近いから
わたしが先に別れる
『ねぇみんな、今日は本当にお疲れ様
明日も頑張ってね!!』
「おう」
『じゃあまた明日ね!!』
わたしは家に入ったから
及「明日はいよいよ白鳥沢だね」
岩「ああ、そうだな」
及「白鳥沢凹ましてやろうね」
花「ああ」
松「全国、行くぞ」
及「もちろん!」
そんな青春ぽい会話が交わされていたことを
わたしは知らなかった