第9章 9章
今日からまた学校が始まる
行きたくないな〜
ちなみに今日は朝練がない
けど、連休明けだから遅刻しないで行こうと思って
朝早く家を出る
ちなみに昨日はあの後めんどくさくて
すぐ寝たら朝だったから何もしてない
朝だったって言っても、起きたのは5時
合宿になれちゃったのかな、なんて
だからわたしは高校に入って初めて
こんなに早く学校に行く
朝練よりも早いからねちょっとだけど
そして学校について玄関に行く
誰も教室にいないかな〜
そう思って
でも、やめとけばよかったんだよね
早く行くのなんて
早く行かなきゃこんな思いしなくて済んだんだよ
早く行かなかったら、もしかしたら何も知らないで卒業まで行けたかもしれないのに
見た瞬間わたしの人生終わったと思ったよ
結構ガチで立ち直れない
『……何してるの?
……ゆうゆ』
友達ってやっぱり何だったっけ
こういうことがあるから
人なんて信じられないんだよ
気付いたら玄関を飛び出して外を走ってた
一静先輩にすれ違った
松「お、おい!」
そんな事言われたけど無視
今日は、一静先輩がわたしの靴箱を元に戻す役目なのかな
冷静に考えてる自分が恐ろしい
そのままどこにも行きたくなくて何もしたくなくて
気がついたら知らない道に来てた
けどそんなのどうだって良い
まだ多分一時間目が始まったころだろうか
携帯がうるさいから電源を切る
結局裏切られるんならもう何にもいらないや