第7章 7章
いろんな意味でおわった
ていうかわたしには蛍への申し訳なさしかない
貴大先輩はわたしを見つけてから
即座に自分のテーブルにもどって
わたしのことをみんなに伝えたから
「え、奈々じゃん」
「何やってんスかね」
「え、奈々ちゃああああああん!!!」
なんて声が聞こえてきて
ほんと店変えたい
『ごめん、蛍お店変えよっか
って、わたしここしかわかんないんだけど…』
月「別にココでいいよ
せっかく奈々が選んでくれたお店だし」
『蛍って、
優しいときは優しいよね』
月「それじゃまるで僕が
いつもは優しくないみたいじゃん」
『でもまぁ、優しくなくても優しくても
蛍は蛍だからいいけど!』
そして、お店の人に
あの6人から一番遠い席をお願いして
そこに座らせてもらった
っていっても、あの人たち声大きいから
わたし達にすごい聞こえて来るんだけどね
しかもみんなこっちを見てるのがわかる
けど蛍は全然変わらず冷静
すごいな、大人って感じ
徹先輩とか貴大先輩も見習ってくれ
はじめ先輩とか一静先輩は大人っぽいけど
『蛍、なに食べる?』
月「ショートケーキに決まってるデショ」
『かわいい』
月「なんか言った?」
ちょっと睨まれた
『なんでもないです…』
蛍はショートケーキとパスタ
わたしはイチゴのタルトとチョコケーキを
たのんだ