第7章 7章
『………すんごい』
口から思ったことが出てた
想像してたよりすごすぎた
試合は終わって負けてしまったけど
監督もいいものが見れた
みたいな感じで、ミーティングは終わった
でも、やっぱりみんな悔しそう
特に勇太郎は
最後のスパイク止められたし
きっと中学時代に王様だった飛雄が
変わっているのことがいろいろ複雑なんだろう
一回解散となり
練習試合の片付けをする
わたしはドリンクのボトルを
洗うために水道にいった
そこには勇太郎と飛雄がいて
思わず隠れてしまった
飛雄がなにか言おうとしたけど
金「謝ったりすんなよ!!!
俺も謝んねぇ!」
影「………おう」
金「お前は俺ん中ではこれからも
横暴な王様でムカつく奴で
最高にブッ倒したい相手だ!」
影「………おう」
金「だから謝んな!」
影「………おう」
金「ナカナオリなんてしねえ!
別に元々仲良くねえしな!」
影「おう」
金「そんで次は絶対に俺達が勝つ!!」
影「……次も」
日「♪フンフンフ〜ン♪
フンフ〜ん♪」
翔陽が鼻歌を歌いながら
角を曲がってきたけど
日「あ゛っ!?」
そして見えないところに隠れていく
翔陽ほんとに面白いな
影「金田一
次戦う時も勝つのは俺達だ」
そして去っていく飛雄
勇太郎は驚いてる
そこに英がやってくる
国「………何はなしてたの」
金「………あいつ
俺達って言ったよ」
国「あ?」
そっか、勇太郎はきっと
飛雄が俺達って言ったことが悔しいんだね