第6章 6章

そして場所を移動してショッピングモールに来た


一応宮城で一番大きいんだけど
あんまり驚いた様子はないね

まぁ東京に住んでたんだし当たり前か


ここに連れてきたことを少し後悔した



けど中を見始めると

彼女は買い物が好きなのかはわからないけど
すごくはしゃいでいた


からまぁ結果的にオッケーかな



そしてアイスを食べることにしたけど


「おごる」って言ってるのに
奈々ちゃんなかなか引かないから


「女の子は男の子に奢られてればいい」


とか言ってみたけど



こんなこと初めて言った

今までちゃんと好きになった子もいなかったし


付き合ってもなんとなく付き合って
俺の部活忙しくて何もしなくて別れたり
してたから


高校３年になって
まともに人と付き合ったことないとか

ほんと恥ずかしい話だから
絶対奈々ちゃんには言わないけどね



しかも奈々ちゃんの
アイスの選択が苺アイス


アイスの選択まで可愛いから

ほんと及川さん困る



だって奈々ちゃん可愛すぎるから


別に苺アイスが食べたかったわけじゃないけど


関節キスを狙って
奈々ちゃんのアイスを食べた



なんて言ったら岩ちゃんとかに
殺されそうだけど笑



そして俺のアイスも食べてくれたら
脈ありだと思ったけど


あっさりは食べてくれなくて


…まぁそうだよね



「俺の食べたやつは食べたくないよね」