【ハイキュー‼︎】排球部に入部致す‼️(`-ωー)+
第2章 入部
球を打ちたくても、筋トレばかりであまり打たせてもらえない中、テニススクール通っている人たちが優先的にコート内に入っていっていた。
自分もそこに行けるようにと頑張っていたが、結局学期がかわるまで中に入ることは叶わなかった……。
コートの中に入っても、ボールの感触に慣れるのに時間がかかり、満足にボールを相手コートに打ち返すこともできず、テニススクールの子達とは実力の差が開いていった。
背が低いせいかそれとも足が短いせいか、コートの端から端まで走るのに他の人より時間がかかった。
手が小さいせいかそれともただ単に力がないのか、片手ではボールを打ち返すこともできなくて、その分、走る距離が伸びた。
体力はもともと無かったため、真面目に筋トレや素振りをしていたが、それでも、他の人より劣っている所は多かった。
そうか、私は不満だったのか……。
余りにも上手くいかない現実に……。
だから、簡単に部活を辞める決意が出来たのか……。
私は、部活が楽しくなかったのか……。
いつからだろう……。
何かに一生懸命になるのを辞めたのは……。
チラッと隣に座っている菅原先輩の顔を見ると、ふんわりと優しい笑みを浮かべていた。
前を向くと、澤村先輩や田中先輩が真剣な表情で練習をしている。