第1章 入学式

春うららかな、4月。


周りには、キャラキャラと楽しそうに笑っている新入生たち……。


そんな中、私は、一つの学校の前に立っていた。



ーー烏野高等学校 入学式ーー



何を隠そう、私、穂高 誉は、今日、この烏野高校に入学するのである。


華の女子高生である。


身長は低いが、ぽにーてーるとやらをして、きっちり『じぇーけーでびゅー』を果たすのだ‼︎


ん？


言葉が、片言で読みにくい？


すまぬ。


私は、横文字に弱くてな……。


だが、案ずるなかれ‼︎


これから、女子高生の友だちをつくり、慣れていく予定なのだ‼︎


ハッ


こうしてはおれん！


早く、入学式の会場に行かねば、遅れてしまう‼︎



私は、慌てて門をくぐり、学校の中へ急いだ。



確か、まずは、掲示板でクラスの場所を確認すればいいんだったな。