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Dye D? 3

第16章 探す 【錦戸・安田】 【横山・丸山】




 安田と錦戸は

何故か吸血鬼が住んでいる屋敷なのに

十字架がある部屋にいた




そこには棺桶がある部屋で

自分たちが眠る部屋でもあった




その部屋で安田は

ウロウロしながら言った




安田「なぁ、

この部屋に映る場所なんてあるん?」




安田は連れて来た錦戸に尋ねるた




ここは、窓すらない

あるのは棺桶と十字架しかなったのだ




錦戸は不敵な笑みを浮かべながら





錦戸「なぁ、雪は俺らから最初に逃げた時に

ここに来たやんな?」




錦戸は自分の棺桶の回りを歩きながら言う


安田は言葉を考えていた




安田「最初?」




理解しない安田に、錦戸は少し

イライラしながら言った





錦戸「人間の時や!」




その言葉で、思い出したように

安田は笑顔になり



安田「おん!

そん時は知らんかったけど

この奥の隠し部屋に逃げてたんや」



その言葉に錦戸は嬉しそうに笑う




錦戸「そこは、どんな部屋やった?」



その言葉にまた、安田は考えた




安田「えっと・・・

大倉が元彼女の為に作った部屋で

確か・・・ステンドグラスの部屋で・・・」




安田は言った瞬間に目を光らせた

その様子を錦戸も見ると同じように

瞳を輝かせた




錦戸「雪が逃げるなら、そこやろ?

やて、敵に知られてない場所やし」




安田は頷く




安田「そんなら、みんなに言ってくるな!」


そう言うと安田は部屋から出ようと

走り出そうとすると

錦戸が腕を強引に掴んだ




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