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Dye D? 3

第66章 井戸






 村上と丸山がロビー奥の部屋に

帰ろうとロビー前に差し掛かった時だった

二人の目の前を急いで部屋を出る

横山を目にした




横山の慌てている様子に

丸山は何故か危機感を感じ

急いで後を追いかけたのだ



庭に出た所で

丸山は横山の背に追いつくと

肩を掴むと声をかけた



丸山「横山くん、どうしたの?」



横山は声かけられた事に

少し驚いた表情は見せ

丸山の顔をチラリと見ると説明し始めた



横山「敵が井戸に何かを隠してるのを

亮が発見したんや

それを今から確認に行く」



言いながらも

横山は足を進め始めたのだ

そんな横山に丸山は

また肩と掴むと歩みを止めさせたのだ



そこに遅れて村上もやって来た

丸山は静かな声で言ったのだ



丸山「いつも、横山くんが

言ってるんじゃないの?

熱くなると周りが見えなくなるって・・・」



その言葉を横山は聞くと

丸山を静かに見つめた



丸山「時間がないのは分かってる・・・

でも焦ったら余計に危険じゃないの?」



丸山の熱い思いの言葉に

横山は少し微笑むように答えた



横山「マルの言う通りやな・・・」


納得する横山を見て

村上が不思議に思ったのだ




村上「マル何でや?

やっと敵の手掛かりが

掴めるんとちゃうんか?」


その言葉に丸山は静かに答えた


丸山「いつもの横山くんなら

敵の罠かもって考えるだろうなぁって」



その言葉に村上は納得した



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