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Dye D? 3

第62章 心








丸山は村上と一緒に

ミヨとミナを迎えに向かっていたのだ



二人で廊下を歩きながた

今からの事を考えると気が重かった


自分で言ったが

吸血鬼のおもてなしを

あの二人に出来るのだろうかと


しかし大倉の気持ちを考えると

誰もが普通に接する事は出来ないから


しかし、二人に手を出して

あの敵が黙っているとも

考えられない



丸山の心を不安が責めていたのだった




そんな丸山の表情を見て

村上は優しく声をかけたのだ




村上「マル、そない心配すんなや」




その言葉に丸山の瞳が静かに揺れた

そしてゆっくりと口を開くと

自分の気持ちを言葉にした




丸山「今からの事を考えると・・・・」



その言葉を聞いて

村上が丸山の背中を軽く叩き

励ますように




村上「そやな、でも

何とかなるもんやで

結局はな・・・」



村上は言った後に

嬉しそうに笑ったのだ


その村上の表情を見て

丸山もつられて笑ったのだ



村上「俺らさ

色んな事を乗り越えて来たやろ?」



村上は思い出しながら呟いた



その言葉に丸山は

過去を色々と思い出しながら



丸山「そうだよね、いつも

ハチャメチャだけど

どうにかなってるよね」



そう言って笑ったのだ




村上「そやろ?

それが俺たちやろなぁ・・・」



その言葉に丸山は

受け止めるように頷いた




しかし胸にある重い気持ちを

拭えずにいたのだった



丸山が言った

吸血鬼のおもてなしを

始めるために



みんな動き始めていた



それが、どんな結果になるか

誰もが怖かったが

雪と子供を取り返すために

自分で出来る事をやりだしたのだった



仲間を信じて

未来を信じて

前に進むために

二人は部屋に向かっていたのだった

これから最後の戦いが始まるとは

この時は

ある者を除いては

誰も知らなかったのだった・・・・




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