第61章 方法
その言葉に仲間の
落胆の表情が横山の頭によぎった
横山「・・・マルの言ってた通りか・・・」
敵の頭の良さを考えると
そう簡単に敵を倒す事は難しいと
横山は考えた
考えている横山を無視して
死神は話を続けた
『そしてもう1つは・・・・
そいつの死神の鎌を折ること・・・』
その言葉に横山の瞳が輝いたのだ
横山「鎌をな・・・・」
横山の言葉に
鏡の中の死神は頷き
説明を始めた
『俺らの鎌は力と同じだからな・・・』
その言葉に横山は考えながら
死神に聞いた
横山「だから、折ったら
仲間は戻るって事か・・・・」
その言葉に鏡の中の死神が頷いた
すると横山は更に聞いたのだ
横山「その鎌は俺らでも
折れるんか?」
その言葉に死神は
楽しそうに笑い出したのだ
『面白い吸血鬼よ・・・
これ以上は言えないな・・・
俺らの命すら危なくなるからな・・・』
その言葉に横山は笑った
横山「そうやな・・・
弱点を教えてくれて
ありがうやな」
すると鏡の死神は静かな声で
『お前に出来るのか見せてもらおう・・・』
そう言うと突然、鏡がくもり
いつもの鏡に戻ってしまったのだ
鏡の前で横山は悔しそうに
頭をかいて考え始めたのだ
あの頭の良い敵の裏をかいて
敵の鎌を取り上げる方法を
頭の痛い問題を抱えてしまったと
思いながら霧に変わり
いつもの部屋に戻る事にしたのだ