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Dye D? 3

第56章 真実






横山は村上を見据え



横山「そう言う事か・・・・」



考え始めている横山に

村上は訊ねてみた




村上「これで何が分かるか?」



その問いに

横山は少し微笑むと言った



横山「そやな、敵はこの今のタイミングを

選んだって事やな・・・」



その言葉に村上は

不思議そうに首を傾けた





そう横山の力が消える時を

敵は待っていたのだと

横山は悟ったのだ




しかし、村上には

横山が言っている事が分からなかった



村上「それって、どういう事やねん?」



その言葉に横山は少し笑うと



横山「俺の体調が悪いのを

敵は待ってたって事や」



その言葉に村上は驚いたが

横山は深い話を聞かれたくなく

言葉を続けたのだ



横山「この時やから

お前らは敵に踊らされるように

やり過ごす道を選んだって事や」



その言葉に村上は

悔しそうに両手を握りしめ

怒りを抑えようとした



そんな村上を見ながら

横山は村上が抱えている

疑問を解くように

ゆっくりと話を続けたのだ




横山「そして

操ってたんはお前の側にいたミヨや!」




横山の言葉に村上は驚いた



村上「ちょっと待ってや

シミの場所は雪が居ったんやで!」



すると横山は静かに村上に言った



横山「そのシミは

雪が連れて行かれた時のモノや

敵が落としてしまったんやろ」




その言葉を聞くと

村上は悲しい表情になった



横山「そして雪はまた

どこかに連れて行かれてる・・・」




横山の言葉に

村上は動けずに見つめ続けた




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