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Dye D? 3

第5章 共鳴




 ミナはイライラしながら廊下を歩いていた

この屋敷に来てから気持ちが落ち着かないのだ


どんなに雰囲気が良くても

何か胸の奥がざわついているのだ

そうこのホテルに着いてから

時間が経てば経つほど

胸の奥が締め付けられていく感じがして



その恐怖から逃げるように歩いていると

突然、腕を掴まれたのだ



驚いて見るとミヨが力強く握っていた


ミヨは走って来たようで息を切らしていた




ミナはそんなミヨを睨みつけながら


ミナ「なに?」


ミヨは息を整え哀願するように言った


ミヨ「ねぇ、一緒にいよう?」


ミナ「......」


ミナは無言でミヨを睨み続けた


ミヨ「私、やっぱりミナがいないと

落ちつかないの

だから、お願い.....」


ミヨは必死で訴えた

そんなミヨをミナは顔色を変えずに


ミナ「ねぇ、そろそろ大人になって

一人で生きていって」


告げると強引に腕を振り払った


ミヨ「ミナ!!!!!!!」


ミヨの声を無視してミナは一人歩き出した



残されたミヨは立ち尽くし涙を流していたのだ



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