• テキストサイズ

Dye D? 3

第45章 帰還








彼らの仲間思い・・・

仲間の力を何度も見ていたから




錦戸の横にいた安田も



安田「それは俺らの誰もやけどな」





その言葉に誰もが微笑んだのだ

少し前を歩いている横山さえ

照れ臭そうに




その時だった

自分たちの後ろに人の気配がしたのだ



一斉に振り返ると




黒いフード姿の者が立っていたのだ


緊張が走る



錦戸「ちっ、またかよ!!!!!!!」




錦戸の瞳が深紅に変わり

戦闘態勢の牙を見せた




『・・・・・・・』





黒のフードの者は

何も言わずピクリとも動かずにいた




安田「また、アイツなん?」



安田は横山に問うように聞いた



横山「わからん・・・」



横山も深紅の瞳を細めながら

相手を観察した




すると雪が静かな声で言ったのだ




雪「殺意は感じない・・・」



その言葉に錦戸は雪を見た



錦戸「じゃ、誰なんや?」



その言葉に雪は首を静かに振った



雪「私には分からない・・・・」




黙って聞いていた

横山が顎を触りながら考えていた




横山「殺意がないか・・・・」



目の前の黒のフードの者は

ただ立っていたのだ

何かを訴えるように




何のために現れたのだろうと

考えながら

横山はそっと黒のフードに近づいた





横山が近づいた事を知ると

黒のフードは自ら頭のフードを取ったのだ



横山はその行動を動ずる事無く

冷たい目線で見つめていた




横山「・・・・・・・」





うつろな瞳のゲストが

横山を見つめ続けていたのだ





錦戸「また、お前か!!!!!!!」




錦戸は横山を守ろうと

ゲストに飛び掛かろうとした



/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp