• テキストサイズ

Dye D? 3

第43章 血










その様子に横山は小さく微笑み

自分の瞳を深紅に変えた





横山「俺を認めてくれて

ありがとうやな・・・」



横山はそうボスに告げると

骸骨の奥の目に静かに光るモノを見せながら


『何十年ぶりだろ

こんなに楽しいと思ったのは・・・』



そう言うと

骸骨の口がカタカタと笑ったのだ



その姿を見た横山は



横山「さよか・・・

そんな風に言わられたら俺も嬉しいが

それって寂しい事やな・・・・」




その言葉に

ボスの笑いの動きが止まった


その姿を見た横山は

続けて言ったのだ



横山「俺らは吸血鬼になっても

ずっと仲間と楽しいからさ」



その言葉を聞いたボスは

ゆっくりと身体を左右に動かせながら



『俺らは

この仕事を誇りに思っている

俺らがいないと

命の均衡が保てないからな」



その言葉に

横山は嬉しそうに笑ったのだ




この死神も自分たちと同じ

誇りを持っていた事が嬉しかったのだ



同じ闇に所属していて

心が通じ合った気がしたのだ



横山は安心するかのように

ボスに話す事にした




横山「さよか・・・・

それより本題に入るで・・・」



その言葉にボスは静かに頷く




横山「俺の予想ではやで

裏で操ってる奴は

もう一人の命を犠牲にして

本来なら死んでた奴を生かしてる」




横山の言葉を

ボスは黙って聞いていた






横山「その相手と

どんな契約したか

そいつの影さえ見えてないけどな」




横山はそれだけを言った




/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp