第41章 屋敷
誰もが絶体絶命を覚悟した時だった
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!』
突然
ゲストが大声が部屋に叫びいた
安田と錦戸が近づくと
ゲストが腕を押さえて床を転げまわっていた
ナイフが動いたと同時に
雪は自分の牙を
ゲストの腕に喰い込ませていたのだ
口から流れる血を雪は拭きながら言った
雪「言ったでしょう?
絶対に渡さないって・・・・」
そう冷たく言葉を続けた
雪「彼を愛した時から全てを覚悟していた
でも・・・・
彼を馬鹿にした貴女を絶対に許さない・・・」
ナイフで切られた首から血を流しながら
雪はゲストを上から見つめ続け
腕を押さえているゲストに言い放ったのだ
横山「雪、上出来や」
横山は嬉しそうに
床に倒れているゲストに近づき言った
雪は横山に無言で頷いた
横山「亮、ヤス、捕まえろ!」
横山の言葉で二人が動いた時だった
床の上で腕を押さえていたゲストが
窓に向かった突進したのだ
ガラスが割れる大きな音を響かせて
ゲストは窓をぶち破って逃げ出したのだ
横山「しまった!!!!!!!!!」
ゲストに逃げられて
誰もが動揺していた時だった
ガラスが割れた惨状を見て
安田「これって失敗したん?」
安田が心配そうに言った
錦戸は割れた窓を見て
ため息をついた
雪は静かに俯いた
しかし
割れたガラスを踏みながら
横山は逃げた窓に近寄りながら言った
横山「失敗ちゃうで・・・」
相手が逃げた後に
妖艶な微笑みを見せていたのだ